冷蔵庫を空っぽへの憧れと
買った食材を全部使いきりたい願望。
そんな私が出会ったのが「冷蔵庫リスト」。
たった1枚のメモで、
料理も家計もスッキリ回るようになったお話。
冷蔵庫リストとの出会い
ある日、YouTubeで見た
「冷蔵庫を空にする」生活に感化され、
まずは現状把握を決意。
冷蔵庫を開けると、眠っている食材たちがぎっしり。
メニューに発展しづらいものばかりで、思わずため息。
「でも、買ったからには最後まで使い切ろう」
そんな責任感と罪悪感を胸に、行動を始めた。
さて、うまく消費していくためには
どうしたらよいだろう?
そこでピンときたものが以前どこかでみかけた情報。
レシートをバインダーにはさんで冷蔵庫に掲示。
食材を使いきったら消し込むというもの。
そしてそのレシートを片手に次の買い出しにいく。
という方法だった。
ただ、私はふわっとした内容で書かれている
レシート表記があるとやる気を一気に無くすタイプ。
例えば、”野菜”と表記。とか
”生産者の名前”で表記。とかはストレスだ。
時が経つと何の野菜だったのかきっと忘れる。
そこで利用したのが
TODOリストの☑︎チェックボックスが入ったメモ帳。
タスクが未処理状態で存在すると
無性に☑︎消し込みたくなる欲が私の中にあるからだ。
”馬の目の前ににんじんをたらして走らせる”
それを自分にも応用してみた。
冷蔵庫がカオスな世界!?いざ断捨離へ
意を決してリスト化スタート。
冷蔵庫の中のものを無心に
メモ帳に書いていく。
・開けたらいけない気がしていた缶詰
・数年前から眠っているスキンケアクリーム
・酸化しまくったゴマ
・存在感ゼロの調味料たち
・いつ冷凍したのか不明なお肉…
冷蔵庫の奥の奥に隠すように存在する食材が
久しぶりにスポットを浴びることとなった…
いざ、断捨離へ。
まずは賞味期限をチェックしきれているものを
心苦しく思いながら、いさぎよく手放した。
そして、手元に残った食材たちを整理し、
すべてリストアップした。
冷蔵庫リストが手放せ無くなった理由
① 献立が決めやすい、ペース配分がしやすい
リストを見れば冷蔵庫の中身が一目瞭然。
野菜と生鮮食品のペアリングミスも減り、
残り日数に合わせた使い方ができるように。
② 賞味期限がわかるので優先順位がつけやすい
生鮮食品には賞味期限も記入。
そのおかげで順番待ちのように冷蔵庫で整列し
私を帰りを待っている食材たちが
脳裏に焼きつくようになった。
お惣菜への浮気や
気分による食材の追加購入が0になり
食品ロスも減った。とてもうれしい。
③ 本当に必要なものだけが残る
続けるうちに「買わなくていいもの」が見えてくる。
無駄な出費が減り、気持ちもラクに。
欲への説得力が増すという予想外の効果まで。
冷蔵庫リストの私の使い方ーSTEP4
STEP1:残っているものをリスト化して冷蔵庫に貼る
メモ帳を一枚準備。残パートをまとめる。
冷蔵庫内に残っているものをリスト化。
冷蔵庫にマグネットでペタっ。
STEP2:新規購入品を別のメモに記録して隣に貼る
もう一枚メモ帳を準備。
新規購入食材パートをまとめる。
お買い物後、レシートを元にリスト化。
先ほどのリストの横に、同じくマグネットでペタっ。
STEP3:使ったら取り消し線&◎△×で評価
使い切ったら『取り消し線』をひく。
使いきれなかったものはなぜ使いきれなかったのか?
簡単にメモも書いている。
すべての食材を下記の基準で評価する。
これは、次の買う食材の参考にするためだ。
評価の内容は簡単にこう決めている。
◎:頻度高く使用
メニューが決めやすかった
すぐに使い切った
毎日使った
△:使いづらくて困ったもの
メニューの幅が狭い
これがなくても全くこまらない
あってもいいけど買うなら少量
×:買わない・必要ない
腐らせて廃棄したもの
メニューの幅がせまい
おいしくない
STEP4:評価を元に次週の買い物リスト作成
お買い物デーの前日か出発するまえに
冷蔵庫に貼っているリスト2枚を回収。
メモ帳を一枚新規で準備。
リストに残っている食材をリスト化して
あらたな残パートとして更新する。
◎△×評価を参考に今回買うもの選定。
私は冷凍せず、買ったままの姿で使うのが基本。
その方がおいしく、手間も省けるのでリスト作りもこの前提で進める。
メモアプリを利用してリストUP(値段も書く)し終えたら
合計金額が食費予算内に収まったかチェック。
それをどこで買うのか決めてお店にGO!
帰宅後、メモ帳を起票して新規購入パートを更新。
レシートをみて、食材と値段をリストUPしていく。
生鮮食品は賞味期限も書く。
冷蔵庫に貼って次の一週間スタート!
まとめ:棚ぼた的恩恵
冷蔵庫リストを続けたことで、
食費の適正額や、私にとっての食材の最適量がわかるように。
そして、料理がはかどる『自分にとってのベストなキッチンの条件』も
存在することに気づいた。
・冷凍せずそのまま調理したい
・瓶よりチューブ派
・ひと袋は一回で使い切りたい など。
ベストな条件にそった環境に、整えていくことも大切だった。
1番の恩恵は、冷蔵庫が空っぽになった時、
週一回のペースで冷蔵庫を、きれいにひと拭きリセットできること。
その時の達成感は、くせになりそうだ。
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